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エコイートが食料支援 那覇与儀店・331与那原店で配布


エコイートが食料支援 那覇与儀店・331与那原店で配布 (左から)那覇市福祉部の宮城翔さん、NPO法人日本もったいない食品センターの玉城淳一郎理事と妻の郁子さん=11日、那覇市の県庁記者クラブ
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 【那覇】食品ロス削減ショップ「エコイート」が那覇市などの行政と連携し、同市や与那原町在住で子どもがいる困窮世帯を対象に「食料品一斉支援プロジェクト」を実施している。エコイートの運営を担うNPO法人日本もったいない食品センター(大阪)の理事で、県内2店舗を運営する玉城淳一郎さんが11日、県庁記者クラブで記者会見し、支援内容を説明した。
 エコイートは賞味期限の迫った食品を企業から買い取るなどして小売価格よりも安く販売し、食品ロスゼロを目指している。対象者に配布する食料品支援ボックスには、パックご飯やレトルト食品など3~4人の数日分の食料が入っている。
 利用希望の那覇市在住者は、市就職・生活支援パーソナルサポートセンターや市社会福祉協議会などで、与那原町在住者は南風原町にある県の同センター南部で申し込み、エコイート那覇与儀店と331与那原店でそれぞれ食料品を受け取れる。
 玉城理事は「困っている人の情報を把握している行政と連携し、まずは店舗のある地域から支援の輪を広げていきたい」と話した。
 事業は7月後半から実施している。食料品支援の申し込みは11日時点で154件あった。10月末まで募集し、最大千世帯に食料品を配布する。(上江洲仁美)
(左から)那覇市福祉部の宮城翔さん、NPO法人日本もったいない食品センターの玉城淳一郎理事と妻の郁子さん=11日、那覇市の県庁記者クラブ