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観光客に長野県のお酒を 恩納 村内8ホテルでキャンペーンへ


観光客に長野県のお酒を 恩納 村内8ホテルでキャンペーンへ 説明を聞く恩納村のリゾートホテルや村観光協会の関係者ら=13日、恩納村のリザンシーパークホテル谷茶ベイ
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 【恩納】恩納村のリザンシーパークホテル谷茶ベイで13日、恩納村GM会の会員のリゾート8ホテル関係者や村観光協会が参加し、長野県産酒類提供キャンペーンの企画発表会が行われた。主催は長野県営業局で日本旅行が協力した。
 沖縄県と長野県は今年3月、交流連携に関する協定を結んだ。また、恩納村は、長野県川上村との友好都市提携など、長野との交流が長い。発表会には長浜善巳村長と宜志富清博村教育長も出席した。
 GM会の森正人会長は「外国人観光客が増える中で、飲食の幅も広がることで恩納村の観光業の発展につなげたい」とあいさつ。村観光協会の宮﨑るみ子会長は「長野県のきれいな水で造られたお酒はきっと人気が出る」と元気にあいさつした。
 長野県営業局の山口光彦次長は「日本産酒類の輸出が大幅に伸び『Sake』として認知度や人気が高まる中、新潟県に次ぎ酒蔵の多い長野県からの輸出も伸びている」と紹介した。外国人観光客がコロナ禍前の状況に戻りつつある沖縄で、潜在的な酒の需要を高めることがキャンペーンの目的だとして「恩納村のリゾートホテルを利用する国内外の観光客に長野県産酒類を知ってもらい、沖縄県内で新規販路開拓をして、長野県への誘客も狙っている」と説明した。
 キャンペーンは、対象8ホテルの酒類購入費として10万円を助成し、各ホテルで長野の酒を使った食事メニューやウエルカムドリンク、飲み比べなどを任意で実施できる。企画発表会では、各酒蔵のブランド酒の説明があり、参加者はうんちくを聞きながら試飲も行った。
 (小山猛三郎通信員)
説明を聞く恩納村のリゾートホテルや村観光協会の関係者ら=13日、恩納村のリザンシーパークホテル谷茶ベイ