【今帰仁】世界遺産今帰仁城跡に秋の訪れを感じさせる、クワンソウの花が顔を出し観光客らを出迎えている。クワンソウ(和名=アキノワスレグサ)は、ユリ科ワスレグサ属の多年草で中国が原産。
食材としても活用され琉球王朝時代に沖縄に渡来し、食されていたと言う。葉や茎を刻んで乾燥させ煎じて服用すると安眠しやすくなると言い伝えられ、「ニーブイグサ」と方言でも親しまれる。
また庭先に植えられ野菜として、汁物の具材などにも使われていた。
クワンソウは同村の道路周辺にも植栽され、通行人やドライバーの目を楽しませこれから見ごろを迎える。
(新城孝博通信員)
世界遺産今帰仁城跡の平郎門近くに咲き出したクワンソウ=9月19日、今帰仁城跡