有料

地域一丸で児童の演技応援 国頭の奥・安波小で運動会


地域一丸で児童の演技応援 国頭の奥・安波小で運動会 エイサー演舞を披露した(前列)安波小全児童6人と同校を卒業した地元の中・高校生、一般の参加者=9月10日、安波小学校グラウンド
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【国頭】国頭村の奥小学校(仲村章浩校長)と安波小学校(大田出校長)が9月10日、運動会を開催した。保護者や地域の人々が見守る中、児童らは元気いっぱいに演技した。奥小学校は午前中のみ、安波小は午後までの開催となった。地域住民も各種目に参加して運動会を盛り上げた。
 奥小学校では全児童6人がエイサーを披露した。「島人の宝」「クーダーカー」「ダイナミック琉球」の3曲に合わせ、力強く勇壮な演技を見せて、会場からは大きな拍手が送られた。
 最後のカチャーシー「唐船ドーイ」では区民らも加わり盛り上がった。地域の住民も三線と歌で演奏に加わり、児童らの演舞をサポートした。
 開会式で仲村校長が「保護者や地域の皆さまには草刈りからグラウンド整備などのご協力を頂き、あらためてたくさんの人たちに支えられていることに感謝申し上げます」とあいさつした。平良聖虎さん(5年)は「練習の成果を発揮し一生懸命がんばります。応援よろしくお願いします」と児童を代表してあいさつした。
 安波小学校では、開会式で3人の児童が旗手を務め堂々と行進しながら入場した。「安波かりゆしエイサー」では児童6人の「三線の花」に続き、同校を卒業した地元の中・高校生、一般の8人が加わり「帰る場所」に参加して会場を盛り上げた。婦人会の踊りで「安里屋ユンタ」「国頭サバクイ」を、児童や職員、地域の人々が一緒になって和やかに踊った。
 大田校長は「運動会に参加した皆さんのガッツと、安波小学校に対する熱い思いがあふれる大運動会でした」と閉会式であいさつした。当日、運動会に応援に行けない保護者や家族もいたため、すべての演技を県内外へ「安波小運動会」としてライブ配信された。
 (新城高仁通信員)

運動会で一輪車演技を披露する児童  =9月10日、奥小学校グラウンド
エイサー演舞を披露した(前列)安波小全児童6人と同校を卒業した地元の中・高校生、一般の参加者=9月10日、安波小学校グラウンド