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親子で山原船模型作り うるま、海の駅あやはし館で


親子で山原船模型作り うるま、海の駅あやはし館で 水に浮かべ自作船のタイムを競う参加者と越來勇喜さん(左端)=8月26日、うるま市立海の文化資料館
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 【うるま】海の駅あやはし館内の「うるま市立海の文化資料館」はこのほど、「山原船の模型作り体験講座」を開いた=写真。参加した親子12人は帆掛け船を制作し、実際に水に浮かべ風力で進めてタイムを競い合った。
 琉球王朝時代からの造船技術を後世に伝える「越来造船」4代目の越來勇喜さん(41)が講師を務めた。説明をしながら「曲げの作業以外は船大工が行う作業だ。実践体験しながら職人の勘に気づいてほしい」と指導した。
 昨年に続き参加した伊波ちなみさん(8)=伊波小3年=は「タイムは少し悪かったけど物作りが好き」と話し、島袋諒珂さん(10)=高江洲小5年=は「8秒台のタイムはうれしい」と笑顔で話した。(喜納高宏通信員)