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迫力演武 園児に披露 浦添高生、那覇の保育園で


迫力演武 園児に披露 浦添高生、那覇の保育園で 浦添高空手部員による迫力ある形に歓声を上げる園児ら=28日、那覇市銘苅
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 【那覇】那覇市銘苅のそよ風おもろ保育園で9月28日、浦添高校空手部と琉球大法政エイサーが迫力ある演武を披露するイベントがあった=写真。おもろ保育園は10月28日予定の運動会で、園児が空手とエイサーを発表する。今回のイベントは園側と保護者側が協力して本番前にお手本として先輩たちの「迫力ある演武」を園児に見てもらうために企画した。演武を見た園児からは歓声が上がり、中には泣き出す子もいた。
 浦添高空手部は7人の部員がパープーレンやクルルンファなどを披露した。同校空手部の出演は、おもろ保育園に通う宮城全ちゃん(3)の祖父で剛柔流空手道宮城塾塾長を務める敏也さん(59)の協力により実現した。敏也さんも空手部のメンバーと一緒に園児の前で形を見せた。
 全ちゃんは「おじいちゃんの空手を見るのは初めて。運動会は頑張りたい」と笑顔。敏也さんは「孫の前で空手を見せることができて良かった。きょうの取り組みが運動会本番の役に立ってくれたらうれしい」と目を細めた。 (吉田健一)