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「チャレンジした経験 武器に」 琉大生の上間さん 伊江・西小6年生に講演


「チャレンジした経験 武器に」 琉大生の上間さん 伊江・西小6年生に講演 西小学校6年生を対象に行われた先輩による進路講演会。上間仁来さん(前列中央)=9月11日、伊江村立西小学校
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 【伊江】伊江村立西小学校で9月11日、同校6年生を対象に先輩による進路講演会が開かれた。伊江中学校72期卒業生の上間仁来さんが講師を務めた。現在、琉球大学医学部1年生で、中学校で学ぶための心得をテーマに、自身の中学校生活や高校生活を振り返りながら何が大切かを説いた。
 上間さんのモットーは「何事もまず挑戦。そしてそれを続けること」。中学校では勉強、部活、生徒会、委員会活動、習い事やストーリーコンテスト、短期海外留学、英語検定など、興味があったら何事にも挑戦したという。
 「将来は医療従事者になりたい。英語を勉強したい」と思い、那覇国際高校へ進学した。「高校生活は友達ゼロからのスタート。クラスの委員長などをやって友達をつくった。高校から書道を選択し仮名文字の作品展で入賞したこともある。勉強も難しくなり大変だったけど、日ごろから課題をきちんとこなすことでクリアできた。部活動なども多くの学びがあって楽しかった」と振り返った。
 医者になって多くの人を救いたいとの思いから、琉大医学部への進学を決意。地域枠の推薦で見事合格し、現在、夢に向かって有意義な大学生活を送っている。
 上間さんは「チャレンジは新たなチャンスを与えてくれる。チャレンジしなければチャンスは回ってこない。チャレンジした経験が武器になる。人生を豊かにする一歩を踏み出して」と後輩へメッセージを送った。6年生は先輩の話に真剣に耳を傾けていた。 (知念光江通信員)

西小学校6年生を対象に行われた先輩による進路講演会。上間仁来さん(前列中央)=9月11日、伊江村立西小学校