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公民館と市社協が協定 那覇・石嶺でフードドライブ


公民館と市社協が協定 那覇・石嶺でフードドライブ フードドライブに関する協定を締結した(左から)石嶺公民館の大城義智館長と那覇市社会福祉協議会の川満正人会長、宮城哲哉常務理事
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 【那覇】那覇市石嶺公民館と市社会福祉協議会は9月13日、フードドライブ連携実施に関する協定を結んだ。市社協と市内公民館がフードドライブに関する協定を結ぶのは初めて。協定に基づき、公民館窓口で食料品などの寄付を募るほか、生活困窮者からの相談に応じ、市社協に引き継ぐなどして適切な生活支援を行う。
 石嶺公民館では6月から窓口にフードドライブボックスを設置し、米や缶詰、レトルト食品などの寄付を受け付けており、これまでに食料品など99点を市社協に贈呈した。贈呈された食料は社協を通じて市内の子ども食堂などで活用される。
 市総合福祉センターであった締結式で、石嶺公民館の大城義智館長は「これまでは単発的な食料寄贈を呼びかけていたが、通年で、生活が困難な市民や子ども食堂に継続的に食料品などを提供できる協力体制を築くために協定を締結した。今後も市民のためにできることを考えていきたい」と語った。
 市社協の川満正人会長は「支援を必要とする世帯への食料支援体制がさらに強化される。今後も地域全体で協力して取り組んでいきたい」と述べた。
  (吉田健一)
フードドライブに関する協定を締結した(左から)石嶺公民館の大城義智館長と那覇市社会福祉協議会の川満正人会長、宮城哲哉常務理事