【伊江】川平区公民館で9月19日に行われたミニデーで、島ふぅとぅば語り部の会会員の島袋和代さんと玉城睦子さんが民話「マーガぬ由来」の読み聞かせを島言葉と標準語で行った。
玉城さんは川平区の民生委員でもある。ミニデーの世話をしていて「マーガは古くから村民の飲料水、生活用水として島の生活を支えていた井戸で、川平区にあるので関心があると思いこの話を選んだ」と話した。
ミニデーの参加者は、身近にある井戸の話を興味深げに聞いていた。並里政子さんは「とても良かったけど、島口だけでも理解できるので、標準語の箇所は読まないで、その代わり、もう一つ違う話も聞きたかったなあ」と感想を述べた。
最高齢者の宮城正仁さん(94)は「まーりまーり いじゃさりる くゎっちーぬ ぐーとぅ あたんまたん つぎん 待ちちゃんてぃ しーうんどぅ(たまに出されるご馳走みたいだった。また次も待っているよー)」と満面の笑顔で話した。
島ふぅとぅば語り部の会は19人の会員がいて、島ふぅとぅばに親しんでもらうために、保育所で島言葉での数の数え方や体の部位の呼び方を教えている。
「マーガぬ由来」は、「伊江島の民話第1集」(生塩睦子監修・伊江村教育委員会発行)に収められている。 (知念光江通信員)
ミニデーで読み聞かせを行った島ふぅとぅば語り部の会会員ら=9月19日、伊江村の川平区公民館
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マーガの由来 島の言葉で 伊江 川平公民館で読み聞かせ
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琉球新報朝刊
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