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馬天S 20年ぶり出場で初V 九州・山口親善少年野球


馬天S 20年ぶり出場で初V 九州・山口親善少年野球 優勝をつかんだ馬天スターズ=8月22日、佐賀県の唐津市野球場(提供)
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 【南城】南城市立馬天小学校の生徒を中心に構成する学童野球チーム・馬天スターズが、8月18日~22日に佐賀県で開催された「第36回虹の松原旗争奪 九州・山口地区親善少年軟式野球大会」で初優勝をつかんだ。昨年は県内予選で敗退し、九州・山口地区大会への出場は約20年ぶりだった。38チームが参加した大会で、馬天スターズは5試合を勝ち抜いた。
 メンバーの子どもたちは9月13日、市営新開球場で練習に励んでいた。グラウンドには「ナイスボール」「いいよ!」と子どもたちのかけ声が響いた。馬天スターズは1991年に創部し、32年目を迎える。所属する小1~6年の計29人は、週5回、練習や試合に汗を流す。
 優勝を果たし、メンバーは口をそろえて「うれしかった」と目を輝かせた。大会でホームランを7本打ちMVP選手に選ばれた嶺井芯太朗さん(11)は、決勝戦で体調が優れなかったが「優勝したい」と力を振り絞ったという。
 副キャプテンの仲里輝大さん(12)は負けている場面でも「声を出して、諦めないで最後までプレーすることを心がけた」と振り返る。
 仲里大介監督(41)は「試合を終えるごとに6年生の成長がすごかった。全力でプレーして楽しく野球ができた」と喜びを語った。 (上江洲仁美)
優勝をつかんだ馬天スターズ=8月22日、佐賀県の唐津市野球場(提供)