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海岸線 炎鮮やかに 塩屋湾キャンドルナイト


海岸線 炎鮮やかに 塩屋湾キャンドルナイト キャンドルを見つめる参加者=23日、大宜味村白浜
この記事を書いた人 Avatar photo 武井 悠

 【大宜味】大宜味村塩屋湾周辺を約4千本のろうそくが彩る「第10回キャンドルナイトinサーベイ」が9月23日、塩屋湾周辺の各集落で開催された=写真。同日開かれた大保ダムまつりの一環として、4年ぶりの開催となった。

 キャンドルナイトでは名桜大学の看護ボランティアサークル内のチームの一つ「Candle Ogimi bay Team」(通称・COT)が、白浜区のキャンドル作りや設置に関わった。同チームが関わるのは2回目。副チーム長の岡本美空さん(19)によると、今後は住民の健康意識を高めるための月1回の地域活動を支援する。岡本さんは「生活を楽しみながら生きがいを持てるようなお手伝いができれば」と意気込んだ。白浜区の親川富成区長(68)は「学生が来るだけで地域の高齢者は元気が出る」と感謝した。

 開催を心待ちにしていた金城千賀子さん(65)=名護市=は「ろうそくの炎は目立たないと思ったが、意外と海岸線沿いに連なって見え、きれいだ」と笑顔を見せた。白浜区では住民らがCOTによる三線演奏や健康体操などで盛り上がった。

 日中の大保ダムまつりは時折雨が降る天気だったが、親子連れが池での水遊びやシーランプ作りなどを楽しんだ。植樹・育樹活動でシークヮーサーの手入れをした島袋隼輔くん(7)は「みんながいつでも食べられるような木に育ってほしい」と願った。 (武井悠)