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本部の名産 旬をみんな味わって 学校にカーブチー贈呈 勝山シークヮーサー


本部の名産 旬をみんな味わって 学校にカーブチー贈呈 勝山シークヮーサー 本部町の上原正史副町長(前列左)にカーブチージュースを贈った勝山シークヮーサーの安村弘充社長(同右)、同社と町関係者ら=3日、本部町役場
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 【本部】10月ごろから旬を迎える在来かんきつ「カーブチー」を子どもたちに味わってもらおうと、名護市の勝山シークヮーサー(安村弘充社長)は3日、本部町にカーブチーの果汁100%ジュース(500ミリリットル)60本を贈った=写真。町は町内の幼稚園と小中学校11校で、学校給食のメニューに取り入れるとしている。受け取った同町の上原正史副町長は「香りのいいカーブチーをいただき、大変ありがたい」と話した。
 カーブチーは秋に旬を迎えることから「運動会みかん」として親しまれているが、生産量は減少傾向にあるという。同社はカーブチーの味に親しんでほしいと、毎年ジュースを贈呈している。安村社長は「沖縄で大事にしてきた品種が減少するのは、もったいない。味を覚え、使ってもらい、生産拡大につながってほしい」と話した。
 本部町立学校給食センターの中曽根綾乃所長によると、ジュースはゼリーに加工して、23日の給食で約1500食分を提供する。同町では14日の「カーブチーの日」に合わせ、町内でイベントも予定している。 (池田哲平)