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多良間、シネマ「孝行の巻」上映 組踊の魅力 多角的に


多良間、シネマ「孝行の巻」上映 組踊の魅力 多角的に 組踊の魅力を多角的に表現した「シネマ組踊 孝行の巻」に見入る村民ら=多良間村コミュニティー施設
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 【多良間】多良間村教育委員会はこのほど、村コミュニティー施設で300年以上の歴史を誇る組踊を映画に収めた「シネマ組踊 孝行の巻」を上映した。旧暦の8月8日に開かれ、組踊が披露される八月踊りを大切に継承してきた村民に大盛況だった。上映はおきぎんふるさと振興基金の助成を活用したもの。
 同作は、1972年に国の重要無形文化財に指定、2010年にはユネスコ無形文化遺産リストに登録された組踊の魅力を、出演者のアップや動きに合わせた撮影と上質な音響で多角的に表現している。
 池城三千雄教育長は「さまざまな方向から撮影しており、カメラワークで組踊の見方が変わると思った。カメラが組踊の見方を変えたと思った」と述べた。 (清村めぐみ通信員)
組踊の魅力を多角的に表現した「シネマ組踊 孝行の巻」に見入る村民ら=多良間村コミュニティー施設