【石垣】八重山の代表的な叙情歌「とぅばらーま」の歌唱力を競う2023年度とぅばらーま大会(同実行委員会主催)が9月27日、石垣市の新栄公園で開かれた。予選を勝ち抜いた10~70代の出場者17人が情感豊かな歌声を月夜に響かせ、観客を魅了した。最優秀賞に山田たかねさん(40)が輝いた。
大会はとぅばらーまの継承を目的に毎年旧暦8月13日に開催されており、新型コロナ禍の規模縮小をへて、4年ぶりの通常開催となった。
石垣市出身で3年前に宮城県仙台市に移住した山田さんは4回目の出場で初めて最優秀賞を獲得。「ほっとした。光栄です。宮城にいる家族に伝えたい」と笑みを浮かべた。石垣市のバンナ公園から見える島の光景と、宮城でお世話になっている人たちをイメージしながら情感豊かに歌い上げた。
(照屋大哲)
とぅばらーま大会で最優秀賞に輝いた山田たかねさん(中央)=9月27日、石垣市の新栄公園
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とぅばらーま 山田さん最優秀 石垣で大会 4年ぶり叙情歌響く
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琉球新報朝刊
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