またの名を「愛の鎖」 沿道にピンク色のシャワー、アサヒカズラが見頃 沖縄・渡嘉敷と伊江


またの名を「愛の鎖」 沿道にピンク色のシャワー、アサヒカズラが見頃 沖縄・渡嘉敷と伊江 伊江村の城山に登る車道沿いに咲くアサヒカズラ=9月27日、伊江村
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ピンク色のすだれ 渡嘉敷村の民家

 【渡嘉敷】渡嘉敷村の民家でアサヒカズラ(朝日葛・タデ科)のすだれ状に咲くピンク色の花が満開で見頃となり、道行く人々の目を楽しませている。別名「ニトベカズラ」とも呼ばれ、メキシコ原産のつる性花木。集落内の数カ所の民家や空き地などの石垣、ブロック塀、樹木などの横や上にも広がっている。

民家のブロック堀にすだれ状に咲くピンク色のアサヒカズラの花=3日、渡嘉敷村

 花期は6~10月で特に秋ごろに満開となる。沖縄では逸出したものが野生化し「ピンクシャワー」と呼んでいる。

 (米田英明通信員)


沿道飾るハートの鎖 伊江、城山への車道

 【伊江】沖縄の生垣に生えているアサヒカズラ。伊江村の城山に登る車道もアサヒカズラがピンクの花を咲かせ見頃を迎えている。鮮やかなピンク色は萼(がく)が色づいたものとされ、ハートの形をしている。いくつものハートが鎖でつながれたように見えることから、チェーン・オブ・ラブ(愛の鎖)とも呼ばれているそうだ。

伊江村の城山に登る車道沿いに咲くアサヒカズラ9月27日、伊江村

 天気の良い日は、ミツバチやチョウが蜜を求めて花から花へ飛び回っていた。

 (知念光江通信員)