【那覇】美里中3年の桃原蓮さん(14)の個展がこのほど、那覇市首里山川町の「ギャラリー首里テラス」で開かれた。えんぴつやサインペンで描いた作品、約50点を展示した。
用紙いっぱいにロボットや戦車が描かれ、アニメーションの様な筆致でありながら、どれも緻密でユーモアあふれる作品が並ぶ。
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2023/10/7-4.jpg)
桃原さんは小学校中学年の時、県立博物館・美術館でスタジオジブリの世界を紹介する展覧会を見て、現在の作風になった。ジブリ映画に登場する飛行艇などが、劇中で見える部分以外にも細かく描写されている作品を見て「自分もこういうものを絵で表現したい」と感じたという。「将来はアニメーターになりたい」と話し、作品作りに意欲を見せた。
個展で作品に見入っていた下地光夫さん(85)は「びっくりするほど細かく描かれている。自分の夢に向かって、一つのことをとことん突き詰めていることがすごい」と話した。
(藤村謙吾)