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エイサー40周年、富盛一体 八重瀬 青年会解散もOBら感謝込め


エイサー40周年、富盛一体 八重瀬 青年会解散もOBら感謝込め 会場一体となったフィナーレの様子
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【八重瀬】八重瀬町の富盛青年会OBが主催する富盛エイサー40周年祭が9月17日、八重瀬町の富盛中央公園で開催された。糸満市大里青年会からエイサーを習って40年。3年間コロナ禍で開催できなかった上、後継者減少など厳しい状況に追い込まれ、昨年末に青年会の解散を決定した。
そんな中、OBが中心となって40周年の節目を祝ってエイサー祭を開催した。青年会の金城大樹前会長(36)は「40年間、地元にお世話になったお礼を込めて、地元のフラサークル、三線クラブ、少年野球チーム、近隣の青年会を招待した」と感謝の気持ちを伝えた。会場には出店も並び、多くの家族連れでにぎわった。
OBの金城さんは「今後、青年会が復活してエイサーをやりたいと言ってきたら、いつでも指導できるようにしたい」と将来的な活動再開に期待を込めた。
シートに座って応援していた豊見城市の山里奈那さん、北谷町の知念聖花さん、宜野湾市の宮城龍郎さんのグループは「友人の演舞を応援しに来た」と語った。フィナーレは観客も一緒になったカチャーシーで盛り上がった。 (喜屋武幸弘通信員)
青年会OBによる最後の演舞=9月17日、八重瀬町の富盛中央公園
40周年記念エイサーの演舞者ら
会場一体となったフィナーレの様子