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宜野座漁協、青年部復活で大会 9組がハーリー競う


宜野座漁協、青年部復活で大会 9組がハーリー競う 第1回宜野座ハーリーフェスで優勝したタピックタラソセンターぎのざチーム(提供)
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 【宜野座】宜野座村漢那区の〓那ビーチで9月23日、宜野座村漁業協同組合青年部による第1回宜野座ハーリーフェスが開催された。コロナ禍や近年の漁獲量の減少、世界情勢の不安による魚価の低迷など、厳しい状況が続く漁協を盛り上げようと、村漁協青年部の十数年ぶりの復活を機に企画された。
 職域や同級生、前日に意気投合して結成されたチームなど9組が出場して、好天の暑い日差しに照らされながらもチームワークを発揮して競い合った。ゴール後は心地よい疲労感をにじませながら、互いの健闘をたたえ合った。
 記念すべき第1回大会はタピックタラソチームが優勝を果たした=写真(提供)。最高齢参加者の東美佐子さん(72)は「青年たちの船に乗り、銅鑼(どら)をたたきました。最高に楽しかったです。毎年やってほしい」と話した。
 仲栄真三七十(みなと)漁協組合長は「祖父たちはさまざまな漁港のハーリー大会に出場していた。皆さまがハーリーを通して海に親しみ、少しずつ漁業のことも知ってもらえれば、漁協も明るい未来を歩んでいける」と語った。 (池辺賢児通信員)