有料

越来地区の史跡巡る 美来工科高PTA


越来地区の史跡巡る 美来工科高PTA 城前公園で記念撮影する参加者ら=9月16日、沖縄市内
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【沖縄】美来工科高校PTAは9月16日、沖縄市立郷土博物館の縄田雅重学芸員を講師に迎え、越来地区の史跡巡りを行った。ごみ拾いをしながら集落を巡った=写真。
 保護者と生徒、教員ら23人が参加し、川畑家の白椿や飛び安里の生家跡、ニシムイの拝所、尚宣(しょうせん)威王(いおう)の墓などを巡った。
 縄田学芸員は「現在はグスクの石垣など何も残っていないが、地域で祈りや思いが継承されて琉球国が編纂(へんさん)した『おもろさうし』に歌がある。2019年に国指定文化財の名勝『アマミクヌムイ』として指定された」と解説した。
 2年の宮城鴻志(こうし)さん(17)は「周辺に琉球文化財があることを知らなかった。地域の歴史を学び、デザインにも生かしたい」と述べた。 (喜納高宏通信員)
城前公園で記念撮影する参加者ら=9月16日、沖縄市内