【伊江】沖縄電力のグループ会社、おきでんCplusC(仲程拓社長)と伊江村は9月27日、デジタル技術を活用しての村内の高齢者見守りに関する協定締結式を村役場で行った。仲程社長や名城政英村長をはじめ、重点地区となっている村内3区の区長らが出席した。
同社は、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるようプライバシーに配慮したセンサーを高齢者宅に複数設置。Wi-Fiセンシング技術を活用し、室内の活動や睡眠などを24時間365日検知する。
離れて暮らす家族はスマートフォンや専用のタブレットで自宅の様子や通知などを確認することができる。行政や各区と連携し、地域全体の見守り体制の構築を図る。県の「離島・過疎地域づくりDX促進事業(高齢者等のみまもり支援事業)」を活用し、来年2月まで無料で利用できる。
名城村長は「村内の高齢化率が37%を超える状況にある。家族や企業、村が一体となり、高齢者の見守りを行う安全・安心なネットワークの構築に期待する」とあいさつした。
仲程社長は「住み慣れた地域で元気に過ごしていただけるよう、サービスを活用してほしい」と呼びかけた。
高齢者の見守りに関する締結式を行った名城政英村長(左から4人目)とおきでんCplusCの仲程拓社長(同5人目)ら=9月27日、伊江村役場中会議室