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フェースペイント挑戦/沖永良部/大人も子どもも楽しむ


フェースペイント挑戦/沖永良部/大人も子どもも楽しむ フェースペインティングに集中する参加者ら=9月16日、和泊町和泊のコチンダホテル
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 【沖永良部】鹿児島県和泊町和泊のコチンダホテルで9月16日、NPO法人日本フェイスペイント協会九州支部代表の赤木みふゆさんが講師を務めるフェースペインティングワークショップがあった。島では珍しいフェースペインティングに大人3人と子ども6人が参加した。
 手の甲にお化けの絵を描いた国頭小学校4年の安田花帆さんは「最初は嫌だったけど、自分で塗っていると楽しくなってきた。帰ったらお母さんと妹に見せたい」と笑顔を見せた。妹で同小学校1年のひかりさんは「お描きが楽しかった」と笑う。保護者として2人と参加した町田美子さんは「フェースペインティングは初挑戦。絵を描くのは好きで、インド旅行でヘナタトゥーに挑戦した。色もあって、すぐ消せるのでより楽しかった」と振り返る。
 赤木さんは同島の来島が3回目。2006年に友人の結婚式に参加した際に、同ホテルを経営する町田由紀子さんと出会った。同年に島へ旅行を計画したが台風の影響で中止に。20年に初来島を果たしたが、念願だったウミガメと泳ぐことがかなわず、今回3回目の来島となった。
 赤木さんは20歳の時、広島のインターナショナルスクールでのイベントで初めてフェースペインティングを見た。27歳の頃に資格を取り、当時通っていた英会話スクールのイベントで出店するなど腕を磨いた。
 赤木さんは「いつか島でやりたいと思っていた。地方だと子どもが喜べるエンターテインメントが多くはないので、思い出になると思った」と話した。念願のウミガメには前日に会えたと笑顔を見せた。
 (ネルソン水嶋通信員)

フェースペインティングに集中する参加者ら=9月16日、和泊町和泊のコチンダホテル