【那覇】公明党那覇市議団(糸数昌洋団長)は4日、知念覚市長に対して、2024年度の予算編成と施策に関する重点要望書を提出した=写真。国連機関誘致に向けた主体的取り組みの推進、外部専門職の登用、防災危機管理監の設置、こども誰でも通園制度の導入、産後ケア事業の拡充など277項目を要望した。
糸数団長は「今年はコロナ明けということでスタートしたが、まだまだ物価高の影響で市民生活は苦しい。経済活動もコロナ前の水準に及ばない。来年は重要な年になる」と述べ、市民生活の向上に向けた手厚い予算編成を求めた。
知念市長は財源確保に関して、国民健康保険事業の広域化などの影響で市の財政負担が増している現状を説明し、「県の差配がうまくいっていない部分がある。負担軽減に向け公明党の協力をお願いしたい」と語った。 (吉田健一)
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予算編成、277項目要望 公明党那覇市議団、市長に
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琉球新報朝刊