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那覇で8年ぶり 成功した 知花靖国頭村長インタビュー


那覇で8年ぶり 成功した 知花靖国頭村長インタビュー 国頭村フェアを振り返る知花靖国頭村長=16日、国頭村役場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 琉球新報本社ビルで6日から8日に開催された「国頭村 観光・物産・芸能フェア」(同フェア実行委員会主催、琉球新報社共催)について、国頭村の知花靖村長にフェアの評価や反省点などを聞いた。(聞き手・武井悠)
 ―フェアの全体的な評価は。
 「那覇市での開催は8年ぶりで、コロナ明けの不安もあったが、関係者や各団体が内容を練り、開催にこぎつけたのでほっとしている。来場者も多く、フェアは成功だった」
 「ハイケイは人気があり、3日間とも売り切れた。那覇ではなかなか見られない『くんじゃんサバクイ』などの伝統芸能も披露できた。物販には姉妹都市の与論町も出店し、感謝している」
 ―成功の要因は。
 「関係業者の盛り上げのおかげだ。郷友会の『北斗会』などのPR活動も大きかった」
 ―フェアの反省点は。
 「来場者から『ビールはあるがジュースがない』という声が聞かれた。天気に恵まれて暑かったため、ソフトドリンクを求める人が周辺のコンビニに行ってしまった。シークヮーサージュースは売っていたが、パインやマンゴーを使ったジュースやシャーベットがあれば売れたと思う」
 ―琉球新報と他の場所で、フェア開催に違いはあったか。
 「県庁や国際通りに近く非常に目立った場所で開催できたのが良かった。新聞やラジオを通じて国頭村を知ってもらう良い機会になった」
 ―今回の取り組みを今後どのように生かすか。
 「飲食の内容や物販の売り上げなどを検証し、幅広く取り組むための方法を話し合いながら次回の開催も検討したい。事業者にも国頭の観光資源をどんどんPRしてほしい」
国頭村フェアを振り返る知花靖国頭村長=16日、国頭村役場