【豊見城】豊見城市立とよみ小学校(赤嶺智郎校長)の3年生97人は9月28日、同市豊見城にある漫湖水鳥・湿地センターを訪ね、漫湖に広がる貴重な干潟について学習した。センター職員から説明を受けた児童たちは、ベニシオマネキやクロツラヘラサギ、ミナミトビハゼ(トントンミー)など、干潟の生き物の名前や特徴を覚えていた。
この日は荒天で干潟での観察はできず、代わりに室内で動画や展示物を見学した。職員の池村浩明さんは、生き物を探して観察するこつとして(1)生き物の特徴を見つけるようにする(2)目だけでなく耳もよく使う―などと伝えた。「観察すると新しい疑問につながる。その疑問を調べてほしい」と話した。
大滝芭留さんは「ここにたくさんの生き物がいると分かってうれしかった」と話した。嘉數大翔さんは「いろいろな鳥がこの干潟にいることを知らなかった。クロツラヘラサギのくちばしの形が面白かった」と感想を話した。
授業は「豊見城市を知る」をテーマとする総合学習の一環で身近にある貴重な自然を再認識し、生き物に触れることを目的に開かれた。 (岩崎みどり)
漫湖の湿地にすむ生き物について学ぶとよみ小学校の3年生=9月29日、豊見城市豊見城の漫湖水鳥・湿地センター
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生き物が集まる漫湖、学ぶ 豊見城 とよみ小3年生97人
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琉球新報朝刊
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