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川で魚集め特製釣りぼり/大宜味/地域の自然満載の辺高祭


川で魚集め特製釣りぼり/大宜味/地域の自然満載の辺高祭 「特製釣りぼり」で来場者に説明する高校生ら=9月30日、大宜味村の辺士名高校
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 【大宜味】辺土名高校(桃原健次校長)は9月30日、第11回辺高祭を開催した。「特製釣りぼり」やお化け屋敷、スタンプラリーや、軽音楽演奏、展示などを企画した。久しぶりの辺高祭に地域の子どもたちも多く訪れ楽しむ姿があった。
 展示では、自然体験、共生社会、SDGsをテーマに生徒らのさまざまな取り組みを紹介した。2年生で生徒会執行部の田島麗奈さんと池間ここみさんは「地域の方にも楽しめる企画を皆で考えた。特色ある辺土名高校の知名度を皆で上げていきたい」と意気込んだ。照屋未來さん(2年)は「辺高は自然が好きな人にとっては、たまらない魅力がある。その良さをアピールしたいと思う」と話した。
 自然環境科ならではの特製釣りぼりは近隣の川に仕掛けを作って魚を集め準備した。那覇市から家族と訪れた真喜志瑚花さん(小4)は「13匹も釣れた。とても楽しかった」と喜んだ。
 仲里志乃さん(43)は「少人数の学校ながら高校生のパワーが感じられた。充実した内容で素晴らしかった」と感想を述べた。 (安里郁江通信員)

「特製釣りぼり」で来場者に説明する高校生ら=9月30日、大宜味村の辺士名高校