【西原】西原町文化財保護審議会の萩尾俊章会長=写真左から3人目=らが9月13日、町役場を訪れ、歴史民俗資料館等の建設を求めて崎原盛秀町長=同4人目=に提言書、新島悟教育長へ建議書を渡した。
現在、町中央公民館の民俗資料室や敷地内のプレハブ倉庫、コンテナには、発掘や寄贈で収集した1万点以上の文化遺産や資料が保管されている。町は、老朽化した中央公民館の再整備事業を検討しており、萩尾会長らは、文化遺産等が適切に保存・管理され、公開活用ができる歴史民俗資料室(延べ床面積650平方メートル)設置の再検討、あるいは単独館としての歴史民俗資料館の建設を提言した。
崎原町長は「公民館再整備では、現在の資料室とプレハブの面積は確保している。今寝ている資料を世に出すのは大事だと思っているので検討したい」と述べた。萩尾会長は「大事な文化遺産は、いったん失われたらなくなってしまう。また、資料館が西原にあれば、子どもたちがわざわざ遠くに出かけることなく学べるので、知恵を出してほしい」と施設確保をお願いした。 (小波津昭子通信員)
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歴史民俗資料館を提言 西原町文化財保護審議会
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琉球新報朝刊
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