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歌三線、フラダンスに笑顔 特養ホームいえしまで敬老会


歌三線、フラダンスに笑顔 特養ホームいえしまで敬老会 敬老会でフラダンスを披露するアロハ南サークルKuu伊江島=9月28日、伊江村の老人ホームいえしま
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 【伊江】社会福祉法人麗峰会特別養護老人ホームいえしま(磯ひとみ施設長)は9月28日、敬老会を開催して長寿を祈願した。長嶺美保子さんが指導するアロハ南サークルKuu伊江島がフラダンスを披露し、真謝区在住で琉球古典音楽野村流保存会師範の山城清重さんが唄・三線で盛り上げた。利用者は贈られたレイを首にかけ、にこやかな表情を浮かべていた。
 いえしまはグループホーム、居宅介護支援、デイサービスセンターを併設している。全事業所合わせて100歳以上が6人、カジマヤーを迎える人が1人、米寿を迎える人が5人おり、ホームからお祝いの記念品が贈られた。
 磯施設長は「戦中戦後を生き抜いてこられた皆さんのご尽力のおかげで、現在の私たちがあることに感謝します。これからのご壮健と幸せを祈願いたします」とあいさつした。
 Kuu伊江島が「憧れのハワイ航路」「青い山脈」など6曲を披露した。ハワイアンメロディーが流れ会場はハワイの雰囲気に包まれた。華やかな衣装と踊り手の笑顔に会場からは「きれい」「上手」と声が上がった。山城さんは素晴らしい歌声と三線を披露し、利用者は口ずさんだり手拍子を打ったりした。
 長嶺さんと山城さんは母親が特養に入所している。長嶺さんは「自分の母を含め、入所者の方々が生き生きしていて感動した」と話した。
 利用者の玉城キクさんから出演者に手作りのお守りが贈られた。 (知念光江通信員)
敬老会でフラダンスを披露するアロハ南サークルKuu伊江島=9月28日、伊江村の老人ホームいえしま