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木工技能士が匠の技伝授 名護・稲田小でものづくり体験教室


木工技能士が匠の技伝授 名護・稲田小でものづくり体験教室 県職業能力開発協会の技能士の助言を受けながら本立てを製作する5年の児童=9月22日、名護市立稲田小学校
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 【名護】名護市立稲田小学校(玉城武利校長)の5年生の児童が9月22日、ものづくり体験教室で匠(たくみ)の技を学び「本立て製作」に取り組んだ。
 体験教室は県職業能力開発協会が協力する若年技能者人材育成支援事業(厚生労働省委託)の一環。ものづくりの機会が少なくなった学生たちにものづくりの魅力や技能者の役割を伝えるため、小中学校などへのものづくりマイスターなどの熟練技能者を派遣する。
 この日は同会の県木工技能士会の3人が指導した。のこぎりで板を切り、くぎ打ちを体験した児童は「難しい。筋肉痛になりそう」「もっと難しいのにも挑戦したい」など感想を述べ、慣れない道具を使いながら本立てを完成させた。木工技能士への質問タイムでは、仕事のやりがいや資格取得などに興味津々の様子だった。
 5年生の宮城凛さんは「のこぎりで切る作業が難しかったけど、丁寧に教えてもらいうまくできた」と満足した表情を見せた。 (新城孝博通信員)
県職業能力開発協会の技能士の助言を受けながら本立てを製作する5年の児童=9月22日、名護市立稲田小学校