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ランタン作りで国際交流 名護 世界各地の中秋節学ぶ


ランタン作りで国際交流 名護 世界各地の中秋節学ぶ プログラミングと同時に、世界各地の中秋節について学ぶ親子連れ=9月30日、名護市国際交流会館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】発光ダイオード(LED)を使ったランタンを作りながら国際交流する「比べてみよう世界のお月見 マイクロビットでランタンづくり」(共催・コーダー道場名護、名護市国際交流協会、JICA沖縄)が9月30日、名護市宮里の市国際交流会館で開かれた。前日が「中秋の名月」に当たるため、大きな月を眺めながら各地域の中秋節について学習した。
 マイクロビットはポケットサイズのコンピューター。市内でプログラミング講座を開くコーダー道場名護の講師に仕組みを学び、絵を描いた紙を囲みLEDを使って光らせた。
 名護市によると市内に住む外国人は増えており、現在約800人。中国湖南省出身の留学生張家煕(ちょういえき)さん(20)=名桜大=は故郷の中秋節について、月を巡る「嫦娥(じょうが)奔月(ほんげつ)」の神話があり、小麦で作る月餅を食べる風習だと説明した。張さんは「子どもたちも真剣に聞いてくれた」と喜んだ。
 台湾やベトナムの事例も学んだほか、月餅や白玉ぜんざいの試食もあった。ネパール出身でホテル業のアディカリ・ラメスさん(45)は娘のサリカさん(9)、ゼシカさん(5)と参加し「ネパールも月と太陽を大切にする。いろんな方々と交流できて楽しかった」と話した。 (増田健太)
プログラミングと同時に、世界各地の中秋節について学ぶ親子連れ=9月30日、名護市国際交流会館