【恩納】県内の飲食店に食材を卸す沖縄レオサプライ(那覇市、名嘉原盛俊社長)は3日、恩納村のルネッサンスリゾートオキナワでフレンチシェフの吉野建さんを講師に招いた美食会を開催した。県内料理人の育成やシェフ同士の交流などが目的。県内ホテルの総料理長やレストランシェフら31人が参加し、食材の使い方や料理の世界観などを学んだ。
吉野さんは世界経済フォーラム(ダボス会議)の料理長などを務め、パリに開いた店はフランス版ミシュランの星を獲得したこともある。
美食会では、吉野さんが阿寒湖産エクルヴィス(ヨーロッパザリガニ)のグラタンと、仔鳩(こばと)とオマールエビのパイ包みの2品を、要点を説明しながら調理した。那覇市の鉄板焼き店で料理長を務める新垣淑也さんは「沖縄で開催される機会はなかなかない。普段使わない食材の料理法など、しっかりとしたクラシックなフランス料理は学びになった」と語った。吉野さんは「今後も要請があれば協力したい」と話した。 (武井悠)
調理のポイントを説明するフレンチシェフの吉野建さん(左端)=3日、恩納村のルネッサンスリゾートオキナワ
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フレンチシェフ美食会 恩納、県内料理人31人参加
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琉球新報朝刊
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