【八重瀬】糸満市在住の作家・比嘉順子さん(54)の個展が八重瀬町具志頭の「久夫美術館」で4日から開催されている。独自の手法で描いたアクリル画やオブジェなど約120点を展示している。29日まで。
動植物や人、宇宙などを鮮やかな色彩でポップに描いたアクリル画が目を引く。洋服の端切れをキャンバスに貼り立体感を出したり、卵パックの厚紙でオブジェを作ったりと固定概念にとらわれず身の回りの素材を生かす発想の自由さが持ち味だ。
幼い頃から絵を描くのが好きだったが、美術を専門的に学んだ経験はないという比嘉さん。「自己流で自信もなかった」と振り返る。自由に創作を楽しむ知人の影響もあり、子育てが終わって仕事からも離れた近年、創作に打ち込むようになった。「今は次々にアイデアが浮かぶ。創作しながら思いつくので、夢中になると何時まででも描いてます」と笑った。午前10時~午後5時。月・火曜定休。入館料500円。問い合わせは同美術館(電話)098(914)0688。(岩切美穂)
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ポップに色鮮やか 120点 八重瀬 比嘉順子さん個展、29日まで
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琉球新報朝刊
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