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ごみ分別 ちゃんと守って 宜野座村役場で啓発活動


ごみ分別 ちゃんと守って 宜野座村役場で啓発活動 燃えるごみとして搬入され、焼却された不燃物などの展示=宜野座村役場ロビー
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 【宜野座】10月に環境省が定める3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進月間の啓発活動として、宜野座村役場ロビーに、燃えるごみに混入されて焼却された不燃物や、資源ごみの誤った出し方の例などが展示されている。適正なごみ分別の周知徹底を図るのが目的。展示は31日まで。
 スプレー缶や鉄くず、ハンガー、草刈機の刃、ビールだる、コンクリート塊まで-。宜野座村と金武町の燃えるごみを焼却する「金武地区清掃センター」には、行政指定のごみ袋に不燃物が入れられ、捨てられている。新聞紙に包んで周到に混入された不燃物もあるという。
 収集の担当者も、ごみ袋自体が満載で重量があるため、不燃物に気づきにくい。不適切な焼却物を撤去するには焼却炉を停止しなければならない。機械の修理も多額の費用がかかる。
 金武地区清掃センターの担当者は「これくらいはいいだろうという軽い気持ちが重大な事態を引き起こす。ごみ分別の徹底は、焼却炉の長寿命化、SGDsにもつながる。しっかりとルールを守ってほしい」と注意喚起する。
 紙資源は必ず紙ひもで縛る必要がある。再生可能な紙と再生できない紙があり、詳細に展示で紹介している。
 村民生活課の金武誠課長補佐は「燃えるごみも紙資源も、適切な出し方をすれば再資源化できる。協力をお願いしたい」と話した。 (池辺賢児通信員)