【糸満】Future Sports&Culture Academy(高野晃一代表理事)が運営する、「子ども第三の居場所 HOPE」の開所式が2日、糸満市西崎町の同施設で開かれた。高野代表理事は「地域課題を解決しながら、地域のおじいちゃん、おばあちゃん、企業と一緒に、子どもたちが夢や希望を持ち、楽しく生きがいを持って生活できる場を作っていきたい」と述べた。
「子ども第三の居場所」事業は、日本財団が2016年から始めた。貧困や虐待、不登校など、家庭や学校が安全でない子どもたちが信頼する大人や友だちと過ごす中で、社会を生き抜く力を育むことを目指す。
室内は、壁にボルダリング遊具を設置したり、学習室に人工芝を敷いたり、学校とは違う環境で学べる工夫が施されている。勉強とスポーツを組み合わせたプログラムや、地域の人々と連携した取り組みを通じ、子どもが安心して過ごせる居場所を目指す。
施設の開所は月水金で午前11時~午後7時。対象は小学生から高校生。
(藤村謙吾)