児童生徒がジャズフェス出演　浦添のＴＪＫ　２９日、てだこホール

　【浦添】真栄里英樹ＢＩＧＢＡＮＤなどが出演する「ＯＫＩＮＡＷＡ　ＪＡＺＺ　ＦＥＳＴＡ　うらそえ」が２９日午後４時から、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール小ホールである。同ホール練習室で１５日、公演に出演する「ＴＥＤＡＫＯ　ＪＡＺＺ　ＫＩＤＳ」（ＴＪＫ）の練習が行われた。
　ＴＪＫは４月にメンバーを募集し、浦添市内の児童生徒を中心に６月に結成された。真栄里英樹ＢＩＧＢＡＮＤの指導の下、稽古に励む。２５人のメンバーは小学校４年生から高校１年生までと幅広く、楽器の習熟度も異なる。本番では、ロッキーのテーマ曲「Ｇｏｎｎａ　Ｆｌｙ　Ｎｏｗ」など４曲を演奏する。
　真栄里さんは音楽活動において「笑顔や、相手を尊重することを大切にしてきた」という。ＴＪＫには「音楽を、楽器を好きであってほしい」という願いを込めて指導してきた。
　練習で、最年少の儀保徳音（のと）さん（１０）は「本番はソロ演奏を聞いてほしい」と、生き生きとドラムをたたいた。
　真栄里さんは「ＪＡＺＺバンドは合奏（協調性）とソロ（個性）の両方を表現できる。バンドは１人ではできず、互いに聞き合い、助け合わないと音楽が成立しない。一つになって演奏する喜びを共有し、楽しんで」とエールを送った。
　公演の料金は一般千円。高校生以下５００円。乳幼児から入場可。問い合わせは同ホール電話、０９８（９４２）４３６０。　（藤村謙吾）