サンゴの苗作り体験　ヒルトン従業員と生徒ら

　【恩納】ヒルトン沖縄北谷リゾートとダブルツリーｂｙヒルトン沖縄北谷リゾートは１２日、恩納村で、ＣＳＲ（企業の社会的責任）活動の一環として「サンゴを守ろうプロジェクト」を実施した。ヒルトン従業員のほか、県内の高校生や大学生など約６０人が参加し、サンゴの生態や環境保全について学んだ。
　参加者は、恩納村商工会館で村内のダイビングショップ「Ｌａｇｏｏｎ」の池野正一代表やスタッフからサンゴの生態や恩納村のサンゴ保全活動について説明を受けた後、グループに分かれてサンゴの苗作りやビーチクリーンを体験し、サンゴ保全や自然保護のためにごみを分別することの重要性を学んだ。
　プロジェクトに参加した中部農林高校ボランティア部部長の伊波イチロさん（１８）＝３年＝は「初めてサンゴのことを学んで、サンゴが生き物だと知った。人や動物を思いやる心が大切だと感じた」と話した。
　ヒルトン従業員の知念零央さん（２５）は「聞くことや知ることだけでなく、実際に自然に触れるのも大切だと気づいた」と語り、ミムス香織さんは「自然や地球は自分のおうちだという感覚をみんなに持ってもらいたい」と話した。　（金城大樹）
サンゴの苗作りを体験する「サンゴを守ろうプロジェクト」の参加者＝１２日、恩納村