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SDGs 北部の事例学ぶ/本部でセミナー/ビールかす活用など紹介


SDGs 北部の事例学ぶ/本部でセミナー/ビールかす活用など紹介 オリオンビールのビールかす活用や商品開発の説明を聞く日本ソムリエ協会沖縄支部のメンバーら=2日、本部町
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 【本部】日本ソムリエ協会沖縄支部は2日、本部町のホテルオリオンモトブリゾート&スパで「沖縄のSDGs 地元企業の事例や取り組みから学ぶ」をテーマにセミナーを開催した。ゲストのオリオンビール、琉球大学の竹村明洋教授、もとぶ牧場の坂口大河さんがそれぞれのの取り組みを紹介した。
 セミナーでは、オリオンビールがSDGsの達成に向け、植樹活動に取り組んでいることや、ビールを生産する際に出る「ビールかす」を牛などの家畜の飼料として再利用する事例を説明。ビールかすを活用した事例として、琉大の竹村教授が琉大ミーバイの養殖、もとぶ牧場の坂口さんがもとぶ牛の飼育を紹介した。
 参加者らは実際にそれらの食材を使った料理とオリオンビールの相性を確かめる「ペアリング」を行った。
 オリオンビールの製品開発に携わる浜比嘉望美さん(34)は「今後はワインのように、ビールも料理に合わせて選ぶようなイメージを提案できる商品を開発したい」と話した。
 (金城大樹)

オリオンビールのビールかす活用や商品開発の説明を聞く日本ソムリエ協会沖縄支部のメンバーら=2日、本部町