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演奏でハワイに寄付金 うるま・宮城葉子音楽研究会


演奏でハワイに寄付金 うるま・宮城葉子音楽研究会 童歌などを演奏した研究会のメンバーら=14日、うるま市内
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 【うるま】宮城葉子琉球音楽研究会はこのほど、子どもたちの演奏を通して、ハワイのマウイ島山火事への寄付金3万1000円を集めた。沖縄ハワイ協会に贈呈する。9月24日に、うるま市のうるマルシェで開かれたBU―1グランプリで子どもたちが童歌などを披露し、手作りの募金箱を手に観客に寄付を呼びかけた。
 BU―1グランプリは食料が不足していた戦後の沖縄にハワイのウチナーンチュが豚を送った歴史にちなんで開催された。同研究会は豚やハワイにまつわる歌を披露。ハワイから豚が送られた出来事への感謝を込め、宮城さんが作詞したという「ニフェーデービル アロハ マハロ ハワイぬウチナンチュ」も歌った。
 参加した波照間心杜(こと)さん(12)=津嘉山小6年=は豚とハワイの関わりを宮城さんの研究会で学んだ。「沖縄も助けてもらった。私たちも助けたい。ハワイの人にも思いが届くように演奏した」と振り返った。宮城さんは「今こそ恩返しの時だと思った。歌を通して少しは恩返しできたと思う」と話した。 (金盛文香)
童歌などを演奏した研究会のメンバーら=14日、うるま市内