【恩納】恩納村立安富祖小学校4年生16人とがんじゅう大学の高齢者たち10人が10日、安富祖公民館の体育館で認知症の講話を聴いた後、ゲームで交流した。小学生が総合的な学習の時間に、地域の高齢者・障がい者とかかわり「福祉」について考え、交流して「つながる」ことを体験する福祉教育が目的。
講師は谷茶の丘・雅の地域支援室の當山直彦室長が務め、認知症の症状や支援の方法などを紹介した。覚えられない・忘れてしまうという初期症状を「脳のツボ」で説明し、後期になるといろいろな障がいが出てくることなどを説明した。
認知症の人の支援は「本人の気持ちが不安になる状態の変化」を理解することが大切で、七つの基本姿勢などを児童らは学んだ。認知症サポーターについて(1)オレンジリングをつけている(2)家族や友達に認知症のことを話す(3)認知症の人とその家族を温かく見守る-といった紹介もあった。
児童と高齢者は、隣同士で自己紹介し、交流した。オレンジリングを児童と高齢者たちに配り、手首につけて全員で写真撮影した=写真。また、大人と子どもが交互に並んで輪になり、座ったままで輪投げゲームをして交流を深めた。 (小山猛三郎通信員)
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高齢者と交流、福祉学ぶ 恩納・安富祖小生徒ら
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琉球新報朝刊
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