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商品手作り、「会社」に挑戦 糸豊八青年会議所 豊見城、児童ら祭り参加


商品手作り、「会社」に挑戦 糸豊八青年会議所 豊見城、児童ら祭り参加 手作りしたキャンドルなどを説明する児童ら =14日、豊見城市のイーアス沖縄豊崎
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 【豊見城】糸豊八(いとや)青年会議所は14日、子どもたちが自ら企画し、お店を出店して手作りの商品などを販売する「こども祭り in ITOYA」を豊見城市のイーアス沖縄豊崎で開催した。会場には「いらっしゃいませ」と子どもたちの元気な声が響き、多くの親子連れが買い物やものづくりのワークショップを楽しんだ。
 今回のイベントは起業家体験プログラムの一環で、祭りを通して、子どもたちに働く楽しさや金融に対する意識を高めてもらうのが目的。これまで八重瀬町などで実施してきたが、広域での開催は初めて。糸満市、豊見城市、八重瀬町の小学校3~6年生48人が参加し、1チーム4~6人で会社を作り、10社が祭りに出店した。
 ビーズアクセサリーやキーホルダー、キャンドル、バスボムなどが販売され、射的ゲームもあった。子どもたちは売れた商品をラッピングし、購入者に領収書も手渡した。
 祭り当日に向け、生徒らは8月から4回の勉強会で会社名や商品を決め、接客練習に取り組んだ。翌15日には売り上げを確認する収支発表会もあった。
 豊見城市立豊崎小5年の森琉桜さん(10)は「材料費の制限がある中で、どんな商品を作るか考えるのが難しかった」と話し、「作った商品をお客さんが喜んでくれてうれしい」とはにかんだ。 (上江洲仁美)
手作りしたキャンドルなどを説明する児童ら =14日、豊見城市のイーアス沖縄豊崎