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中高生、村政に要望・提案 宜野座 「子ども議会」13人登壇


中高生、村政に要望・提案 宜野座 「子ども議会」13人登壇 日頃の学校生活などで感じた疑問や要望を質問する宜野座中、宜野座高の生徒ら=23日、宜野座村議会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宜野座】宜野座村議会で23日、村内の中高生が議員として、日頃の学校生活で感じたことや自身の疑問などを質問する「宜野座村子ども議会」が開かれた。宜野座中学校と宜野座高校から13人の生徒が参加し、當眞淳村長や新里隆博教育長など、当局側へ質問した。
 議員から、村宜野座のジップマート前を通る交通量の多い村道宜野座中央旧国道線に信号機を設置できないかという要望や、道の駅ぎのざの駐車場を有料化し利益を増やせないかといった質問があった。
 ジップマート前に信号機を設置できないか質問した高校2年の島袋彩さん(17)は、當眞村長の「看板などの設置を検討する」との回答に「いつごろになりますか」と再質問し、村長から「本年度中に設置する」との答弁を引き出した。島袋さんは「とても緊張した。信号機じゃないのは残念だけど、うれしい」と話した。
 議長は高校2年の翁長ひなのさん(17)が、副議長は中学校3年の黒木結斗さん(14)が務めた。翁長さんは「とても貴重な経験になった。自分の意見を通す時には、もっと準備する必要があると感じた」と話した。
 新里教育長は「今日の体験を通して、行政にも関心を持ってほしい」と話した。
 (金城大樹)
日頃の学校生活などで感じた疑問や要望を質問する宜野座中、宜野座高の生徒ら=23日、宜野座村議会