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「沖縄の心」を次世代に 恩納 県女性の翼が宿泊研修


「沖縄の心」を次世代に 恩納 県女性の翼が宿泊研修 あいさつする県女性の翼の崎原末子会長=9月30日、恩納村のリザンシーパークホテル谷茶ベイ
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 【恩納】一般社団法人「県女性の翼」の第30回宿泊研修会が9月30日、恩納村のリザンシーパークホテル谷茶ベイで開催された。崎原末子会長ら150人が参加した。ふくおか県「翼の会」の会員13人も、恩納村の長浜善巳村長との歓迎会に出席した後に、1泊2日の研修会に臨んだ。
 ひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳館長が基調講演を行った。普天間館長は戦後世代の視点から企画展などに取り組み、悲惨な戦争の実態を体験者から非体験者に引き継ぐ「次世代プロジェクト」に取り組んでいる。講演では、ひめゆり学徒の元学徒が語るビデオ映像を交え、資料館活動の使命を伝えた。「体験者が説明しなくても分かる展示」をテーマにリニューアルしていくと語った。
 基調講演の後、第30回記念特別企画として「次世代へつなごう沖縄の心」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。那覇市の古謝玄太副市長、NPO法人にじのはしファンドの糸数未希さん、平和学習を実践している平仲稚菜さんが登壇した。それぞれの具体的な活動が紹介され、今後の計画なども語られた。 (小山猛三郎通信員)
あいさつする県女性の翼の崎原末子会長=9月30日、恩納村のリザンシーパークホテル谷茶ベイ