【糸満】糸満市のシャボン玉石けんくくる糸満で9日、音楽公演中の地震・火災発生を想定した避難訓練が実施された。クラシックコンサートを楽しんでいた来場者約180人が、職員の誘導で屋外に避難した=写真。
イベント中の災害を想定した訓練は県内でも少ないことから、くくるでは昨年度から音楽公演と併せて実施している。
琉球交響楽団による「なかゆくいロビーコンサート」(市教育委員会主催)の公演終了間際に、火災発生を知らせる館内アナウンスが鳴り、来場者は3カ所の出口から次々に避難した。
公演の冒頭、日本防災士会県支部の古堅悟支部長が「出口に殺到すると群衆雪崩が発生し下敷きになる恐れがある。係員の指示をよく聞き、落ち着いて行動を」と呼びかけた。参加した新垣美佐恵さん(69)=糸満市=は「子どもたちも多く参加していたので、意識付けになったのではないか」と話した。(岩切美穂)
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音楽公演中に避難訓練 糸満、イベント中の災害想定
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琉球新報朝刊
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