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障がい者のケア学ぶ ボーイスカウト沖縄1団


障がい者のケア学ぶ ボーイスカウト沖縄1団 高齢者疑似体験者の階段下りの介助を行う団員=沖縄市社会福祉センター
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 【沖縄】ボーイスカウト沖縄1団(呉屋博丈団委員長)はこのほど、障がい者や高齢者のケアについて学ぶ車いす福祉体験会を沖縄市社会福祉センターで開いた。
 参加した団員14人はボーイスカウトが掲げる「備えよ常に」を実践するため車いす体験や高齢者疑似体験を行い、講師の沖縄市社会福祉協議会の上原健次事務局長から基本的な使用法や介助のやり方を学んだ。
 団員の伊波小4年の伊波ありすさん(10)は「車いすに乗って持ち上げられた時、とても怖かった」と振り返り、沖縄カトリック小5年の白方滉さん(11)は「目が見えにくい人を階段で介助する時、手をつないで声を出してゆっくり下りた。もっと優しい伝え方を勉強したい」と感想を話した。 (喜納高宏通信員)
高齢者疑似体験者の階段下りの介助を行う団員=沖縄市社会福祉センター