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障がいの子ら「渡嘉敷」満喫/家族と自然体験やカレー作り


障がいの子ら「渡嘉敷」満喫/家族と自然体験やカレー作り マリン体験にチャレンジする参加者=9月30日、渡嘉敷村の渡嘉志久ビーチ
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 【渡嘉敷】「秋の渡嘉敷島で思い切り自然体験」をテーマに、自然の中で、障がいのある児童生徒の家族同士が出会い、交流しながら自然の雄大さや良さへの理解を深める機会にする「親子で自然体験inとかしき」(沖縄県体験の風をおこそう運動実行委員会主催)が、9月30日から1泊2日の日程で渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家本館や渡嘉志久ビーチなどで開かれた。
 障がいのある幼児・小・中・高校生とその家族が対象で、県内から7家族21人が参加した。交流の家海洋研修場(渡嘉志久ビーチ)で職員や専門講師、ボランティアらによる指導で大型カヌー、オープンカヤック、スーパーフロート、水泳などのマリン体験、カレー作り、自然素材を用いた工作などの体験活動に、親子が一緒になって挑戦。秋晴れの下で歓声を上げながらケラマブルーの海を満喫した。
 車いすトラベラーの三代達也さんによる「世界共通のバリアフリー」と題した講演会も行われた。参加者からは「同じ障がい仲間と一緒に渡嘉敷島の自然にどっぷりつかり、さまざまな体験にチャレンジできて良かった」「子どもたちに刺激のある遊び体験など、日ごろできない体験で多くのことを学ぶことができ、子どもたちの自信になったようだ」などの感想が寄せられた。 (米田英明通信員)

渡嘉敷島で自然体験活動にチャレンジする参加者 =1日、国立沖縄青少年交流の家キャンプ場

マリン体験にチャレンジする参加者=9月30日、渡嘉敷村の渡嘉志久ビーチ