【名護】名護市為又区のNPO法人「ぬぶいてぃーだ」(大兼久フサ子代表)が古新聞の販売を10月上旬から始めた。家庭から排出される生ごみやオムツの処分等、幅広い用途に活用してほしいと、愛情と情熱を込めた「商品」を自信たっぷりにアピールする。「ぬぶいてぃーだ」は障がいのある人向けの「生活介護」「共同生活援助」「短期入所」「地域活動支援センターⅢ型」を運営している。
活動として、名護市羽地の農園で「平飼い」している鶏の飼育や卵の販売、無農薬の野菜作り、リサイクル回収、仕分け作業があり、中でも利用者が楽しみとしているのが「新聞仕分け作業」だ。10月から始まった「インボイス制度」で「販売の客層を一般家庭にしては」との着想が浮上した。古紙といえども「商品」としてしっかりとした物でなければならない。
「新聞班長」の前川亮さんは、「新聞の仕分け作業では、作業台の上で両端をきれいにそろえるのが難しいが、やりがいを感じている」と責任感を持ち作業に没頭する。
山入端美紀管理者は「利用者は工賃支給日を楽しみに頑張っている。使いやすい様に仕分けされた古新聞を購入していただき、活用してもらえると幸いです」と話す。
古新聞は5キロ200円、20キロ800円、「すなおなたまご」は1パック350円で販売されている。問い合わせは、電話0980(54)4938。 (池辺賢児通信員)
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古新聞「愛情込めて」商品に 名護「ぬぶいてぃーだ」
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琉球新報朝刊
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