【うるま】うるま市と琉球大学は11日、包括連携協定を締結した。市と大学の持つ資源を活用し、市の発展・人材育成・学術研究の振興に寄与することが目的。以前より連携していた廃棄物ゼロの循環型農業を目指す取り組みに重点を置く。同日、うるま市のあまわりパークで締結式が行われた。
廃棄物ゼロの循環型農業とは食品産業や観光業から出た食品の残りや畜産廃棄物を、飼料や肥料、バイオガスなどに活用し、廃棄物をなくす取り組み。「環境配慮型食品」として給食で提供したり、「食資源循環エコツーリズム」を実施したりして観光や教育ともつなげることを目指している。
循環型農業をきっかけに、観光・教育などの幅広い分野で緊密な協力が必要となることから包括連携協定を締結した。
琉大の西田睦学長=写真右=は「うるま市は貴重な歴史遺産がある。地域課題の解決や発展のため共に協力したい」と話した。
中村正人市長は「環境保全や循環型社会の構築だけでなく他の分野も実りあるものにしていきたい」と意気込んだ。 (金盛文香)
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循環型農業で廃棄ゼロへ うるま市、琉大が包括連携協定
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琉球新報朝刊
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