【浦添】JICA沖縄研修生がこのほど、日本が実施する学校保健教育と衛生教育の理解を目的に、浦添市の仲西中学校を訪れ、生徒と交流をした。アジアやアフリカの10カ国から来沖した、自国で保健部局に携わる11人が参加した。研修生は保健室を見学し、給食や掃除の時間を体験した後、交流会を開き、自国の歴史や文化を紹介した。
フィリピンから訪れたロドーラ・M・モンテーサさん(46)とレイジン・M・カラティキットさん(38)は、同国の伝統料理「レチョンバボイ(豚の丸焼き)」や、有精子卵のゆでたまご「バロット」など豊かな食文化を紹介した。フィリピン語で「おはよう」を意味する「マガンダン ウマーガ」が、「美しい朝」とも訳せることを話すと、すてきな言葉の響きに、2人を見つめる子どもたちの瞳が一層輝いた。
仲西中1年の宮城来夢さん(12)は「貴重なプレゼンテーションをありがとう。あなたたちの国に行きたくなった」と英語でお礼を述べた。 (藤村謙吾)
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自国の歴史や文化紹介/JICA研修生 仲西中で交流
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琉球新報朝刊
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