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島で13年ぶりパレード 渡名喜、比嘉さんと桃原さん


島で13年ぶりパレード 渡名喜、比嘉さんと桃原さん カジマヤーを迎えた(左から)桃原明子さん、比嘉ヨシ子さん
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 【渡名喜】渡名喜村社会福祉協議会デイサービスでは10月21日(旧暦9月7日)、数え年で97歳の長寿を祝う「祝カジマヤーパレード」を村内で行った。デイサービス利用者で比嘉ヨシ子さん(屋号=キシムトヤー)と桃原明子さん(屋号=イフーヤー)が、華やかに装飾された2台のパレードカーに親族と一緒に乗って集落内を回り、長寿をあやかろうと集まった地域の人たちへ風車とあやかり昆布を贈りながら笑顔で手を振っていた。
 その後、渡名喜村老人福祉センターで「カジマヤー祝い」を盛大に開き、比嘉朗村長が「村の宝、ますます元気で過ごしてください。今日は長寿をあやかります」と祝いの言葉を述べた。
 渡名喜村でカジマヤーパレードを行うのは13年ぶりで地域の方々や工事関係者も祝福した。70代の女性は「カジマヤーパレードを初めて島で見た。感動した。2人の長寿にあやかりたい」と述べた。
 2人とも書を読むことや絵を描くことなどが好きという共通点が多く、これが長寿の秘訣(ひけつ)と話していた。(比嘉敏久通信員)