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エナジック社、二見以北10区に 子ども育成へ寄付金


エナジック社、二見以北10区に 子ども育成へ寄付金 寄付金贈呈を行ったエナジックインターナショナルの大城博成会長(前列中央)と関係区長ら=名護市のエナジック瀬嵩カントリークラブ
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 【名護】エナジック瀬嵩カントリークラブでこのほど、エナジックインターナショナル(大城博成会長)から二見以北10区への寄付金の贈呈式があった=写真。例年、贈呈先は旧久志小学校区の5カ字(瀬嵩、汀間、大浦、大川、二見)だったが、今年は三原、安部、嘉陽、底仁屋、天仁屋を含めた10区へ20万~50万円を贈呈した。
 久志地域でゴルフ場やスポーツ高等学院、ウコン製造工場などの事業を展開しているエナジック社は、地域への感謝と子どもたちの育成資金の助成として2017年からほぼ毎年、寄付を行っている。スポーツ高等学院野球部の応援へのお礼と地域振興のため、寄付区域を拡大した。
 贈呈式に先立ち10区の区長とエナジック社の意見交換会が行われた。同社からは、瀬嵩区で建設が進められている社員寮やスポーツ学院の学生寮、コンビニエンスストアなどの進捗(しんちょく)状況の説明があった。区長側からは、空き家対策やウコン農家への支援強化、天仁屋小跡地の活用支援などの要請があった。
 大城会長(82)は「この地域の人口を増やすことが第一。今後地域医療への貢献や、野球部が甲子園を目指すなど、旧久志村の活性化に向けて支援していきたい」と熱く語った。 (嶺井政康通信員)