乗車した高齢夫婦の様子がおかしいことに気付き、警察に通報して特殊詐欺被害を防いだとして、名護署は10月10日、丸金交通のタクシー乗務員の仲里真也さん(54)に感謝状を贈った。
大城伸作署長は「日頃の業務を通して、小さな違和感を見過ごすことなく、声かけしたことは地域の安全、安心につながる行動だ」と感謝を述べた。
仲里さんは9月13日午後、高齢夫婦をコンビニまで乗せたところ、妻を1人で待たせて夫がコンビニに入ったため、不審に思って事情を聞き、名護署に通報した。この夫婦はインターネットを閲覧していたところ画面がおかしくなり「ウイルス駆除」の名目でお金を送るよう求められていたという。
(池田哲平)